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心理臨床研究(こころの相談室) >
第08号(2017-03-31) >

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タイトル: 過去の対人的経験が青年期のレジリエンスに与える影響
著者: 仲埜, 由希子
キーワード: レジリエンス
承認経験
受容経験
傷つき経験
発行日: 2017年3月31日
出版者: 京都女子大学大学院こころの相談室
抄録: 本研究では,過去の対人的経験が現在のレジリエンスに与える影響を明らかにすることを目的に,大学生を対象とする質問紙調査を行った。この目的の背景には,レジリエンスの発達の様相に関する実証研究が少なく,レジリエンスの形成に寄与する要因が明らかにされていないことがある。研究Ⅰでは,浅沼(2012)のレジリエンス尺度に他の尺度から必要と思われる項目を追加した質問紙調査により,包括的なレジリエンス尺度を作成した。研究Ⅱでは,過去の親・友人・先生との承認・受容・傷つき経験から現在のレジリエンスに至るプロセスの検討を行った。その結果,承認経験がレジリエンスの意欲的活動性・問題解決能力・楽観性を,受容経験が共感性・情緒的サポート認知・情緒的サポート希求を促進すること,傷つき経験が楽観性を抑制し,情緒的サポート希求を促進することが明らかになった。また親・先生に比べ,友人との承認経験・受容経験がレジリエンスに与える影響が大きく,レジリエンスを促進する他者として友人という対象の重要性が示唆された。
URI: http://hdl.handle.net/11173/2713
出現コレクション:第08号(2017-03-31)

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