Kyoto Women's University Academic Information Repository >
紀要論文(Bulletin Paper) >
心理臨床研究(こころの相談室) >
第07号(2015-03-31) >
このアイテムの引用には次の識別子を使用してください:
http://hdl.handle.net/11173/2706
|
タイトル: | 心のスペースの萌芽をめざして : 児童養護施設での幼児との心理療法 |
著者: | 築地, 典絵 |
キーワード: | 心のスペース 早期剥奪 児童養護施設 心理療法 |
発行日: | 2015年3月31日 |
出版者: | 京都女子大学大学院こころの相談室 |
抄録: | 本稿は,早期剥奪を経験したAという幼児との児童養護施設での心理療法を記述し,心のスペースがどのような過程を経てAの中に生まれたのかを具体的に検討したものである。事例は心理療法の全過程ではなく,出会いからアグレッションがセラピストに向き始めた時期を中心に記述した。セラピストは「考えない」対象の役割を引き受けていたことへの気づきから,Aのことを「考えつづけること」ができるようになった。また,「考えられない」ことを伝えるためのチャンネルである投影同一化について考えをめぐらすことも,Aを理解する上での一助となり心のスペースの萌芽を助けたと考えた。 |
URI: | http://hdl.handle.net/11173/2706 |
出現コレクション: | 第07号(2015-03-31)
|
このアイテムのファイル:
このアイテムに関連するファイルはありません。
|
このリポジトリに保管されているアイテムは、他に指定されている場合を除き、著作権により保護されています。
|