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第52号(2007-02-08) >

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タイトル: A Study on Collaborative Urban Design Projects by Modern Architects from 1945 to 1970 : Internationalization of the Collaborative Design Process
その他のタイトル: 戦後近代建築家による都市デザインの展開 : 都市の協働設計の国際化
著者: KITAO, Yasunori
北尾, 靖雅
発行日: 8-Feb-2007
出版者: 京都女子大学生活造形学教室
抄録: The purpose of the paper is to examine internationalization of collaborative urban design projects done by modernist architects. Internationalization of the concept of democracy was the most important historical fact after the Second World War, so we will try to understand the internationalization of the collaborative design (the case when many architects participate in a project) as a part of the process of democracy internationalization. This paper's hypothesis is the following: since collaborative design method was regarded as a kind of democratic design method, this design method was mainly used by public sectors or public organizations in order to show a democratic urban space. The postwar period gives us the chance to discuss the collaborative design process, because this issue appeared at the beginning of CIAM conference and such an idea was originally developed by modern architects. To evaluate the collaborative projects of that period is very important, because since 1990's in the conditions of globalization. In this paper we decided to discuss: 1) democracy and architect's collaboration, 2) collective form designed by more than two architects, which are the objects of this study, 3) In order to understand appearances of democracy in urban landscape, we decided to use the typology of democratic regime by Lijphart, 4) By using the typology, we tried to understand typology of democratic urban landscape in terms of relationships among the participants, and appearances of architectural design in collective form. 5) We analyzed four types of urban landscape and discussed the features of each urban landscape. As the result, we were able to understand internationalization of democratic urban landscape and collaborative design methods. By the analysis, importance of traditional (regional) architectural concepts is raised when we design harmonious plural urban landscape in the time of globalization. Also the historical significances of the post war period projects is discussed.
本論は戦後の近代建築運動を都市デザインの視点からとらえ、近代都市デザイン運動を近代建築史において位置づける事を目的とする研究の一部である。本論では、近代建築運動のひとつの特徴として、建築家のコラボレーションに着目した。建築家のコラボレーションは近代建築運動が押し進められたCIAMの結成時に提唱された概念である。特に、第二次世界大戦後、建築家が相互に連携を深め、第二次世界大戦後の都市の再建/復興の一翼を担っていた時代(1945〜1970年)に行われた都市デザインプロジェクトのシステムやプロセスを分析するものである。特に、本論では第二次世界大戦後の西側諸国における民主主義の広まりを背景として、都市デザイン運動を民主主義の観点から考察を行っている。民主主義の世界的な広まりと協働による都市デザイン運動がどのように関連しているのか、そして、協働設計がどのような都市空間や都市形態を造り出してきたのかを論じた。民主主義の社会をどのように都市空間的に表現したのかを明らかにすることを、本論では試みている。そこで民主主義の形態に関して、社会学者のライプハルトは第二次世界大戦後の民主主義社会を4形態に分類している。この4分類の民主主義社会と都市デザインの方法や実現した都市空間の特質を本論ではまとめている。ライプハルトの民主主義社会のモデルを用いて、都市デザインのプロジェクトの特徴をとらえる事ができた。以上の内容を議論するために、1)民主主義と建築家のコラボレーションの関係を議論した、2)建築家の協働により形成された都市形態に関して分析した、3)ライプハルトの社会モデルを設計プロセスに適用し、建築家のプロジェクトへの参加方法の観点から都市デザインプロジェクトを分析した、こうした分析から、4)民主主義の理念や理想を都市計画的に表現する手段として、近代の建築家たちが民主主義的な設計方法(プロセス)を用いて戦後の都市再建を押し進めていったことを議論し、さらに5)都市形態を民主主義の形態と比較した.その結果、アメリカ型の民主主義を採用する国や地域における協働設計において、都市空間を構成する建築デザインが自由化し、都市景観デザインが多様化する傾向がある事がわかった。一方、オランダやベルギーなどにおける緩やかな民主主義を進める国における協働都市デザインにより、建築物はある一定のデザインの傾向を持つものの、全体として多様性が保証される、多様性と統合を実現する都市景観が形成されていることなど、民主主義の形態と都市デザインの間にある一定の関連がある事が把握できた。民主主義のひとつの現れである都市景観が戦後の民主主義国家の民主主義の形態を反映している事が明らかになった。以上の分析から、多様化の民主主義を目指したベネルクス三国の民主主義のモデルが多様性を指向する現代社会において、民主主義的な都市デザインを実現する可能性がある事を示した。
URI: http://hdl.handle.net/11173/915
出現コレクション:第52号(2007-02-08)

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