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第13号(2010-12-25) >

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タイトル: 性・人格・自己決定 : セックスワークは性的自由の放棄か
その他のタイトル: Sex, Person, Autonomy : Does Sex Work Alienate one's Sexual Freedom?
著者: 江口, 聡
EGUCHI, Satoshi
キーワード: セックスワーク
売買春
性的自己決定権
性的人格権
Sex Work
Prostitution
Sexual Autonomy
発行日: 2010年12月25日
出版者: 京都女子大学現代社会学部
抄録: 本論では、性と人格が結びついているという主張、および、セックスワークは自身の「性的自己決定権」や「性的人格権」を侵害する行為であるため社会的に許容するべきではないとする主張をとりあげ検討する。まず「人格」という曖昧な言葉の分析を行ない、それがいくつかの違った意味を含んでいること、そして、personとしての「人格の尊重」は、自律や自己決定の尊重を含むことを主張する。次に、セックスワークが性的自由や自己決定権の放棄につながるとする見解は、「譲渡できない権利」という概念に含まれる「請求しないこと」と「放棄すること」とを混同した結果生じた支持できない見解であることを示す。最後に、自己決定や同意にもかかわらずある種の性的行為は危害をもたらす可能性があり、これが「性的人格権」を提唱する人々が危惧している点であると解釈することができることを示唆する。
In this paper I will examine the idea that sexuality is closely tied with person, and the idea that sex work violates one's own autonomy and sexual personal rights. First I will examine the ambiguous Japanese word "Jinkaku" and show that it contains several meanings. Next, I will show that the idea that sex work alienate one's sexual freedom is not tenable.
URI: http://hdl.handle.net/11173/445
出現コレクション:第13号(2010-12-25)

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