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第02号(2024-02-19) >
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http://hdl.handle.net/11173/3815
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タイトル: | 不登校を経験した子どもがフリースクールでパワーを回復するプロセス |
その他のタイトル: | The process of regaining power in a free school for children who have experienced truancy |
著者: | 鈴木, 依子 大達, 朱理 Suzuki, Yoriko Oodachi, Akari |
キーワード: | フリースクール 不登校 パワーの回復 修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ |
発行日: | 2024年2月19日 |
出版者: | 京都女子大学発達教育学部教育学科養護・福祉教育学専攻 |
抄録: | 本研究の目的は,フリースクールに通う子どもが,新しい環境の下で,不登校で失ったパワーを回復していくプロセスを明らかにすることである。フリースクールに通う小学生・中学生38 名にインタビュー調査を実施し,修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチを用いて分析を行った。その結果,3つのコアカテゴリーと,6つのサブカテゴリーが生成された。子どもたちはフリースクールへの評価を通して,そこでの主体的な実践から,安心して自分らしく生活できる関係を形成し,失われたパワーの回復を図っていることがわかった。フリースクールに通う子どもが,新しい環境の下で,不登校で失ったパワーを回復していくプロセスは,《個人のステージでのパワーの回復》《対人関係のステージでのパワーの回復》《環境のステージでのパワーの回復》という3つのステージのコアカテゴリーから成り立っていた。それぞれのステージでは,不登校を経験した子どもたちは,〈パワーの回復のきっかけとなるフリースクールに対する評価(認識)〉に対して,〈パワーを回復するための対応(取り組み)〉を行っていた。 |
URI: | http://hdl.handle.net/11173/3815 |
出現コレクション: | 第02号(2024-02-19)
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