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第09号(2006-12-26) >

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タイトル: 性的モノ化と性の倫理学
その他のタイトル: "Sexual Objectification and Ethics of Sex"
著者: 江口, 聡
EGUCHI, Satoshi
キーワード: 性的客体化
性的モノ化
性の倫理学
ポルノグラフィー
カント
ヌスバウム
発行日: 2006年12月26日
出版者: 京都女子大学現代社会学部
抄録: 本稿では、しばしば倫理的に問題があるとされている「性的モノ化(客体化)」の問題を考察する。カントの『倫理学講義』に簡単に触れたあと、M. ヌスバウムの議論を検討する。続いて「モノ化」の(非)倫理性には哲学的な難問があり、「ポルノや売買春は女性をモノ化するから不正だ」というように簡単に言いきれるものではないこと、また、「自由な同意にもとづいたセックスにはまったく問題がない」とも言い切れないことを示したい。最後にセックスの哲学および倫理学の課題について触れる。
In this paper, I shall consider the problem of "sexual objectification". I will examine Kant's position in his Lecture on Ethics and Martha Nussbaum's article "Objectification". I will try to show that "sexual objectification" contains many philosophical problems, and we can not simply insist that pornography and prostitution are wrong because they objectify women. Lastly I will comment upon the main subjects and the prospects of the philosophy and ethics of sex.
URI: http://hdl.handle.net/11173/380
出現コレクション:第09号(2006-12-26)

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