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第08号(2005-12-27) >

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タイトル: ドイツ民法典婚姻法批判にみるマリアンネ・ヴェーバーのフェミニズム思想
その他のタイトル: Marianne Weber's Feminism from her criticism on the Marriage Act in German Civil Code(1900).
著者: 内藤, 葉子
NAITO, Yoko
キーワード: マリアンネ・ヴェーバー
マックス・ヴェーバー
家父長制支配
ドイツ民法典
フェミニズム
発行日: 2005年12月27日
出版者: 京都女子大学現代社会学部
抄録: マックス・ヴェーバーの妻として彼の知的活動圏の中心部に位置し、その影響を強く受けていたマリアンネ・ヴェーバーは、ドイツ第二帝政期におけるフェミニズムの興隆のさなか、中産層女性運動に積極的に関与した人物でもあった。フェミニズムとマックス・ヴェーバーとの関連という問題領域に対する予備的考察として、本稿では、彼女のドイツ民法典婚姻法批判を題材に、そのフェミニズム思想の特質を把握することを目的とする。婚姻法に内在する家父長制支配原理を分析することによって、彼女は、一方ではそれが女性の外面的・内面的自立を妨げるよう作用していると批判するとともに、他方では、近代的な倫理的個人主義の発展にあたっての重要な基盤になったとも指摘する。彼女の家父長制の両面的理解を考察することによって、そのリベラル・フェミニズムの内実を明らかにする。
Marianne Weber, influenced a great deal by Max Weber, her husband, participates in the german feminist movement under the German Empire. As preliminary consideration about the relation between Max Weber and feminism, this article is aimed at the understanding of her feminism. Throughout the analysis of the domination of patriarchy inherent in the Marriage Act in German Civil Code(1900), she criticizes that it prevents women's internal and external independence, at the same time, indicates that it is based on the development of the modern ethical individualism. This article explores the essence of her liberal feminism, making it clear that she understands the system of patriarchy on both faces.
URI: http://hdl.handle.net/11173/375
出現コレクション:第08号(2005-12-27)

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