離島の障害者支援の現状と課題 : 就労継続支援B 型施設の職員の意識調査から

Abstract

離島は，人口の少なさ，高齢化率の高さ，若年層の少なさ，仕事の少なさ，給与水準の低さといった特徴を有している。人口，産業の減少の課題を抱えながら，コロナ下の対面接触の減少といった新たな問題を抱えている離島の就労継続支援B 型施設が，運営の持続のため行っている試みや職員の意識を調査した。管理職の自由記述に見られた特徴として，就労の先にある生活の継続性や構築を見据えており，利用者のポジティブな変化がやりがい意識につながっていることが示唆された。