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第06号(2004-01-31) >
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http://hdl.handle.net/11173/339
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タイトル: | 介護の経済学的視点:家族介護と介護サービス |
その他のタイトル: | Economics of the care : Family care and care service |
著者: | 坂爪, 聡子 SAKAZUME, Satoko |
キーワード: | 家族介護 介護サービス 家族介護の需給関係 |
発行日: | 2004年1月31日 |
出版者: | 京都女子大学現代社会学部 |
抄録: | 親子間で行われる家族介護に関するモデルを用いて、介護者の賃金、介護サービスの価格や親の所得の変化により家族介護がどのように変化し、最終的に親子の効用水準にどのような影響を与えるのか分析する。モデルでは次のように設定する。子供は介護時間を投入して家族介護を生産し、親は家族介護と介護サービスを消費する。子供は親に家族介護を提供し、親は子供に所得移転(遺産)を行うとする。本論のモデルを用いると次のことがいえた。上記の変数の影響は、家族介護と介護サービスの代替の可能性に依存しており、代替の可能性が高いケースでは、介護サービス価格の引き下げや親の所得や資産の増加あるいは流動化させるような対策は効果的である。 Using models concerning family care of children, I analyze the influence of the wage of caretakers, the price of care service and the change of income of parents on family care. I assume in models as follows: children produce family care, and parents demand family care and care service. Then, children supply family care to parents, and parents transfer income (inheritance) to children. These models show that the influence of the variables mentioned above depend on elasticity of substitution between family care and care service. |
URI: | http://hdl.handle.net/11173/339 |
出現コレクション: | 第06号(2004-01-31)
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