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第02号(2001-11-30) >
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http://hdl.handle.net/11173/313
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タイトル: | 戦後日本における文化運動と歴史意識 : 職場の歴史・個人の歴史をつくる運動に関連して |
その他のタイトル: | Cultural movement and historical consciousness in Post War Japan : in relation to the movement of writing the history of the workplace and of the individual |
著者: | 竹村, 民郎 TAKEMURA, Tamio |
キーワード: | 「人生雑誌」 生活記録 職場の歴史 個人の歴史 組合運動 文化運動 サークル運動 工場の歴史・村の歴史 国民文化会議 組合史 |
発行日: | 2001年11月30日 |
出版者: | 京都女子大学現代社会学部 |
抄録: | 自分史ブームが示すように現代は誰でも歴史が書ける時代である。無名の人々が自分史を書くことは、自分たちの生活を原則において把握すると同時に、歴史意識をどのように確立するかという問題に拘っている。本稿の目的は、自分史運動の前史をなした敗戦後の労働者の歴史を書く運動の成果とは一体なんであったかを明らかにすることである。サークル運動のようなインフォーマルな小集団で展開した労働者の歴史を書く運動を分析するためには、その性格上戦後の文化運動なかんづくサークル運動のトータルイメージが明確にされる必要がある。したがって本稿では職場・個人の歴史を書く運動として展開した労働者の歴史を書く運動を、文化運動との関連で考察した。 We live in a time when everyone can write history, as can be seen in the boom of autobiographical books. By writing their own stories, anonymous people not only come to grasp the principles governing their everyday lives, but they also become conscious of History. The main purpose of this paper is to point out what was achieved through the movement of writing the history of workers, which developed after the Second World War, and came as a precursor to the autobiography movement. This paper will thus provide observations about the movement of writing the history of workers, that is, the history of the workplace and of the individual, and analyze it in relation to the total image of the Post—War cultural movement, especially the "circle activity." |
URI: | http://hdl.handle.net/11173/313 |
出現コレクション: | 第02号(2001-11-30)
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