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現代社会研究科論集:京都女子大学大学院現代社会研究科紀要 >
第06号(2012-03-31) >
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http://hdl.handle.net/11173/270
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タイトル: | 介護予防の現状と課題 : 介護保険制度の成立から改正に至る変遷と介護予防 |
著者: | 岡崎, 昌枝 |
キーワード: | 介護保険法改正 介護予防 域包括支援センター |
発行日: | 2012年3月31日 |
出版者: | 京都女子大学 |
抄録: | 介護保険制度は制定から10年を超え、私たちの生活に浸透してきた。この制度が整備されたことは、高齢者にとって、また地域社会にとっても安心して高齢期を生きることができると期待された。介護保険制度が導入され、要介護認定者の増加による介護費用の増大、介護サービス事業所の増加などによる質の保障などが課題となり、制度5年後に介護保険制度が改正された。介護保険制度は、改正によって介護予防の視点が取り入れられ介護予防の重要性が認識された。その担い手として地域包括支援センターが位置づけられた。 本稿では介護保険改正にともなって取り入れられた介護予防とその中核機関である地域包括支援センターを取り上げる。介護保険制度の制定から改正にいたった経緯を概観し、介護予防と地域包括支援センターの役割を示し、介護予防の現状と課題について検討した。 結論として、介護予防を中心とした地域支援事業は、元気な高齢者や特定高齢者への地域支援事業をはじめ、要支援者に対する介護予防マネジメント、権利擁護、虐待防止など高齢者の生活全般にわたる総合相談などが地域包括支援センターにおいて担われている。これらのさまざまな事業内容に忙殺され十分に介護予防が行われていない現状が明らかとなった。それは、地域包括支援センターだけでは介護予防事業の運営が難しいことが示唆されたといえる。 |
URI: | http://hdl.handle.net/11173/270 |
出現コレクション: | 第06号(2012-03-31)
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