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現代社会研究科論集:京都女子大学大学院現代社会研究科紀要 >
第05号(2011-03-31) >
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http://hdl.handle.net/11173/263
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タイトル: | 過疎地域における保育の実態と課題 : 奈良県十津川村のへき地保育所を事例に |
著者: | 向平, 知絵 |
キーワード: | 保育所統合 過疎地域 少子化 保育現場 |
発行日: | 2011年3月31日 |
出版者: | 京都女子大学 |
抄録: | この研究ノートは、奈良県十津川村のへき地保育所を事例として取り上げ、少子化が進む過疎地域の保育が現在直面している問題点を、保育現場の視点から明らかにすることを目的としている。 現在の保育制度改革は主として都市部の保育問題に焦点を当て解決を図ろうというものであり、人口減少が重要課題である過疎地域の保育問題については、ほとんど議論がなされていないのが現状である。しかし全国の市町村の半数近くは過疎地域に該当し、これらの過疎市町村にも就学前児童のための幼稚園や保育所が設置されている。過疎地域では少子化の影響はより深刻であり、園児数の減少から幼稚園や保育所の統廃合が進んでいる。その結果、教育・保育施設が地域社会の中から消え、地域の子育て環境が悪化している。次世代を担う子どもたちが地域から居なくなることは、地域社会そのものの存続に関わる重要な課題である。このような問題意識に立って、山村の保育現場でどのような問題が起こっているのか、また少子化が進行するなかで今後の保育をどのように構築することができるのかを考えるために、過疎地域における保育の問題点を分析し、今後の可能性を考える。 |
URI: | http://hdl.handle.net/11173/263 |
出現コレクション: | 第05号(2011-03-31)
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