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第20号(2018-01-31) >

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タイトル: 企業家としての世阿弥 : 『風姿花伝』を人材育成と事業システムの観点から読み解く
その他のタイトル: Perspective of Zeami as an Entrepreneur : Human Resource Development and Business System of Nohgaku at 14st- century
著者: 西尾, 久美子
NISHIO, Kumiko
キーワード: 人材育成
事業システム
企業家
能楽
世阿弥
発行日: 2018年1月31日
出版者: 京都女子大学現代社会学部
抄録: 日本の伝統文化の能楽の礎を築いた世阿弥が記した『風姿花伝』の内容を人材育成と事業システムの観点から分析すると、①人材育成と花という付加価値の源泉として位置付け、円滑な人材育成のために現在のキャリア形成に通じる考え方を明確に記し、能楽というエンターテイメントのパフォーマンスの有効性と効率性に配慮していること、②客や場に応じた技能発揮の重要性を指摘し、市場の状況に対応した付加価値創出というマーケティング的な発想をもって事業運営していること、③能楽の座という組織の継続ための明確な視点を有し、能楽という事業継続のために経営者の資質は技能レベルから判断せず能楽を理解していることが重要であると指摘すること、という3つの特色をあげることができる。これらの特色から、世阿弥は14世紀の能楽の分野で、能楽の座を生産資源の集合体としてとらえ、企業家的活動を行っていたと考えられる。 This research clarifies characteristics of human resource development and business system of Nohgaku by analyzing “Huushikaden”, it was written by Zeami. Nohgaku are Japanese traditional masked dance- drama, it was built on the achievements of Kanami and Zeami at 14st- century. Zeami staged 7th steps of human resource development of Nohgakushi ( professional player of Nohgaku) and designed Nohgaku business system. He argued about how to make concept of Nohgaku and continue “Za”, is performing organization of Nogakushi. He had character as like as entrepreneur.
URI: http://hdl.handle.net/11173/2591
出現コレクション:第20号(2018-01-31)

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