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第20号(2018-01-31) >
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http://hdl.handle.net/11173/2589
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タイトル: | ひきこもり研究から見える現代日本社会の病理 |
その他のタイトル: | Pathology of contemporary Japanese society seen from Hikikomori reseaches |
著者: | 濱崎, 由紀子 タジャン, ニコラ HAMASAKI, Yukiko TAJAN, Nicolas |
キーワード: | ひきこもり 疫学調査 ひきこもり親和群 現代社会 「場所」 疫学研究 Social withdrawal Epidemiological survey Hikikomori affinity group Contemporary society Topology |
発行日: | 2018年1月31日 |
出版者: | 京都女子大学現代社会学部 |
抄録: | 2010年に日本内閣府は精神科医および臨床心理士を中心とした研究班を構成し、はじめてひきこもりに関する実態調査を実施した。調査では全国の15歳以上39歳以下の5,000人を対象にアンケートが実施された。このうちひきこもり群は1.79%存在することが明らかとなり、総務省の人口統計(2008)によれば、全国では推計で69.6万人となる。この調査では「ひきこもる気持ちがわかる」などの質問項目が複数設けられており、これに肯定的に回答したものをひきこもり親和群としているが、これは全国で推計155万人という結果となった。この深刻な調査結果を受けて、引き続きひきこもりの実態を明らかにすべく2015-2016年、日本の内閣府は若者を対象とした疫学調査を行い、2016年9月にその結果を発表した。本稿では、調査の主な結果について要約し、さらに現代日本のひきこもり問題について精神病理学的に考察する。 The Cabinet Office of Japan published the results of an epidemiological survey focusing on acute social withdrawal ( hikikomori) in September 2016. This article summarizes and assesses the major features of this survey. It aims to consider in psychopathological context the contemporary Japan's withdrawal problem affecting at least 541, 000 people in Japan that seems to have spread to several advanced foreign countries. |
URI: | http://hdl.handle.net/11173/2589 |
出現コレクション: | 第20号(2018-01-31)
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