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現代社会研究科論集:京都女子大学大学院現代社会研究科紀要 >
第03号(2009-03-31) >
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http://hdl.handle.net/11173/243
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タイトル: | 中国郵政事業の近代史と課題 |
著者: | 麦力開, 色力木 マリカ, サリム |
キーワード: | 中国郵政 大清郵政 中華郵政 民信局 客郵 |
発行日: | 2009年3月31日 |
出版者: | 京都女子大学 |
抄録: | 本稿は、150年にわたる中国近代郵政事業の発展状況を、発展段階ごとの具体的な状況に注意を払いつつ、概括することを目指すものである。中国郵政の発展史という観点からみたとき、設立してから現在に至るまで、その発展状況はつねに中国の社会・政治・経済と密接に関わっていたことがわかる。中国近代郵政は中国の半植民地的・半封建的な社会環境で誕生し、郵政主権も外国列強から侵略された。しかし、近代中国郵政の発展においては外国が中国で設立した客郵の役割も無視してはいけない。中華郵政時期には、中華民国が外国の客郵及び民間の民信局を撤退させ、全国郵政を部分的に統一させた。しかし、この時期中国は長期にわたる抗日戦争や内戦を経験し、郵便事業の発展は多くの挫折に直面した。1949年の中華人民共和国の成立によって、中国郵政は新しい段階に入った。しかし、当初の経済調整期、そして、大躍進及び文化革命期は、政治経済の混乱を受け、中華郵政の近代化への歩みはゆるやかであった。その後、1978年以降の改革開放経済政策によって、経済が急速に発展し、郵政事業も大きく発展を遂げることになった。 |
URI: | http://hdl.handle.net/11173/243 |
出現コレクション: | 第03号(2009-03-31)
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