DSpace
  京都女子大学   京都女子大学図書館 English 日本語

Kyoto Women's University Academic Information Repository >
紀要論文(Bulletin Paper) >
京都女子大学発達教育学部紀要 >
第12号(2016-02-10) >

このアイテムの引用には次の識別子を使用してください: http://hdl.handle.net/11173/2270

タイトル: 祖父母との関係が女子大学生の自尊感情と自己受容に与える影響
その他のタイトル: A study of the influence of the grandparents-grandchild relationship on the grandchild's self-esteem and self-acceptance
著者: 森下, 正康
MORISHITA, Masayasu
上田, 佳乃
UEDA, Yoshino
キーワード: 孫と祖父母
自己受容
自尊感情
女子大学生
言葉かけ
他者信頼
母子関係
発行日: 2016年2月10日
出版者: 京都女子大学発達教育学部
抄録: 本研究の目的は, 孫と祖父母の関係が孫の自尊感情や自己受容にどのような影響を与えるかを明らかにすることであった。女子大学生313名を対象とし, 孫・祖父母関係, 自尊感情, 自己受容について質問紙調査をおこなった。因子分析をおこなった結果, 孫・祖父母関係については「心の支え」「人生の指針」「理解共感」の3因子が得られた。自尊感情と自己受容についてはそれぞれに対応する因子が得られた。各因子に対応する尺度を構成し, α係数を算出して尺度の信頼性を確認した。共分散構造分析の結果, 次のことが明らかとなった。(1)現在同居の祖母について, 祖母を自分の「人生の指針」としているほど, 孫の『自尊感情』や『自己受容』が高かった。別居の祖母については, そのような影響は弱かった。過去同居の祖母に関しては, 「人生の指針」は自己への「いたわり感謝」因子を強く高めていた。(2)現在同居の祖父について, 「心の支え」は『自尊感情』を, 「理解共感」は『自己受容』を高めていた。しかし, 別居の祖父についてはそのような関連はみられなかった。分散分析の結果, 現在同居の祖母について, (3)祖母の「理解共感」が高く, 「心の支え」または「人生の指針」が高い群は「弱点受容」得点が非常に高かった。また, 同居の祖母の「心の支え」と「人生の指針」が高い群は『自己受容』のなかの「いたわり感謝」得点が高かった。以上, 女子大学生にとって同居別居を問わず「人生の指針」としての祖母の影響の大きさと, 祖父の「心の支え」「理解共感」の重要性が注目される。
URI: http://hdl.handle.net/11173/2270
出現コレクション:第12号(2016-02-10)

このアイテムのファイル:

ファイル 記述 サイズフォーマット
0080_012_015.pdf1.39 MBAdobe PDF見る/開く

このリポジトリに保管されているアイテムは、他に指定されている場合を除き、著作権により保護されています。

 

Powered by DSpace Software Copyright © 2002-2007 MIT and Hewlett-Packard - ご意見をお寄せください