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発達教育学研究:京都女子大学大学院発達教育学研究科後期過程研究紀要 >
第09号(2015-03-15) >

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タイトル: 親しい人との愛着関係が対人不安に与える影響 : 内的作業モデルと自己受容を媒介として
その他のタイトル: The Relation between Attachments to Friendly Persons and Social Anxiety for Women's University Students : In Terms of Their Inner Working Model and Self-acceptance
著者: 森下, 正康
MORISHITA, Masayasu
三原, まどか
MIHARA, Madoka
キーワード: 愛着
対人不安
内的作業モデル
自己受容
発行日: 15-Mar-2015
出版者: 京都女子大学
抄録: 本研究は,周囲の親しい人との愛着関係が,対人不安にどのような影響を与えるかを明らかにすることを目的とした。親しい人(母親,父親,親しい同性の友人,親しい異性の友人)との安定した愛着関係が,安定した内的作業モデルと自己受容を高め,それらが共に対人不安を低下させるという仮説を設定し検討した。女子大学生に愛着関係,内的作業モデル,自己受容,および対人不安に関する質問紙調査を行った。記入漏れなどのない217名のデータを分析の対象とした。尺度項目について因子分析を行い,各因子に対応する尺度の信頼性を確認した。対人不安に関しては,「知らない人への不安」「人への恐怖心」「嫌いな人への緊張感」「異性不安」の4因子が得られ,前者3因子から『対人不安』という潜在変数を構成した。共分散構造分析の結果,次のようなことが明らかとなった。(1)「母親への愛着」の高さは,「自己受容」を高めると共に「異性不安」を直接高めていた。(2)「父親への愛着」の高さは「不安定な内的作業モデル」を緩和し,それを介して「自己受容」を高めると共に『対人不安』や「異性不安」を低下させていた。(3)「親しい同性」への愛着の高さは「安定した内的作業モデル」を高め,それを介して「自己受容」を高め『対人不安』や「異性不安」を低下させていた。(4)「親しい異性への愛着」の高さは,「異性不安」を直接低下させていた。したがって,父親や親しい同性の友人に対する愛着に関しては仮説が部分的に支持された。それに対して,母親への愛着は異性不安を高めるという仮説とは反対の結果であった。分散分析の結果,交互作用がみられ「母親」と「父親」に対する愛着が共に高い群は「不安定な内的作業モデル」得点が著しく低かった。また,「母親」と「異性の友人」に対する愛着が共に低い群は「自己受容」得点が低く,かつ「人への恐怖心」得点が高いことが明らかとなった。以上のように,親しい人への愛着パターンの違いが,内的作業モデルや自己受容および対人不安に異なった影響を与えることが示唆された。
URI: http://hdl.handle.net/11173/2108
出現コレクション:第09号(2015-03-15)

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