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第06号(2010-02-01) >
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http://hdl.handle.net/11173/1838
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タイトル: | DV被害女性の心理的自立支援のためのサポートグループの開発とその効果に関する一研究 |
その他のタイトル: | A study on the Development and the Effects of Support Group for Helping Women Victimized by Domestic Violence to Achieve Psychological Independence |
著者: | 井ノ崎, 敦子 INOSAKI, Atsuko 大辻, 隆夫 OTSUJI, Takao |
キーワード: | ドメスティック・バイオレンス サポートグループ グループ効果 心理的自立 |
発行日: | 2010年2月1日 |
出版者: | 京都女子大学発達教育学部 |
抄録: | 本研究は, DV被害女性のためのサポートグループの開発とその効果について検討することを目的とした。研究1では, DV被害女性のためのサポートグループの効果に関する仮説を提示することを目的として, サポートグループに参加した7名のDV被害女性のプロセス分析を行った。その結果, 1.DV被害への囚われ, 2. DV被害の客観的理解, 3.過去のトラウマ体験への直面, 4.自己肯定感の表明, 5.現在最も深刻な被害への直面, 6.現実的対処の提案という6つの段階を経て心理的自立を促進させるという仮説が見出された。続く研究2では, 研究1で提示されたサポートグループの効果に関する仮説を検証するために, 別のグループに参加した3人のDV被害女性のプロセス分析を行った。その結果, 5の段階を除く, 5つの段階(1~4, 及び6)が妥当なものとして確認された。これにより, サポートグループの効果に関する仮説はほぼ支持されたと言える。 The purpose of this study is to develop a support group for helping women victimized by DV (Domestic Violence) and to examine its effects. In the first study, we provided the process analysis with seven women victimized by DV to formulate some hypotheses on the effects of the support group. As a result, we obtained the following six hypotheses: 1. persistence in DV victimization; 2. an objective understanding of DV victimization; 3. confrontation with the psychological traumatic experiences in the past; 4. an expression of self affirmation; 5. confrontation with the severest victimization; 6. suggestions for realistic coping. In the second study, we provided the process analysis with three women victimized by DV to examine the validity of each hypothesis. Our results revealed that the hypotheses on the effects of the support group was almost all valid because all hypotheses of them were supported except 5. |
URI: | http://hdl.handle.net/11173/1838 |
出現コレクション: | 第06号(2010-02-01)
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