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第15号(2012-12-26) >
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http://hdl.handle.net/11173/147
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タイトル: | 地方大手小売企業のビジネスシステム : 株式会社平和堂の事例 |
その他のタイトル: | Business System in Japanese Retail Company : A Case Study of Heiwado |
著者: | 西尾, 久美子 NISHIO, Kumiko |
キーワード: | ビジネスシステム 平和堂 差別化 模倣困難性 競争力構築 business system differentiation difficulties to imitation competitive advantages |
発行日: | 2012年12月26日 |
出版者: | 京都女子大学現代社会学部 |
抄録: | 本研究の目的は、地方大手小売企業が中国内陸部に出店し多店舗展開した事例を取りあげ、その成功の背後にある差別化形成と競争力構築について、加護野(1999)の定義するビジネスシステムの概念を用いて分析することである。事例分析の結果、日本的なサービスを提供できる人材育成や流行を取り入れた商品知識のテナントを含めた従業員への教育が、他社から容易に真似されない模倣困難性を生み出し、対象とする富裕層への差別化にも繋がり、市場における競争力の構築に貢献していることがわかった。この平和堂の事例から、国内で成功したビジネスシステムを用いて海外展開する場合には、有効性と効率性というトレードオフにある関係を成り立たせるビジネスシステムの選択をすることが初期段階での成功を生み出し、その後、進出先の市場に応じた適応を図ることが必要であることが明らかになった。 The purpose of this study is to examine how a corporation built differentiation and difficulties to imitation into an emerging market. The case study is of Heiwado, a retailer that has established stores mainly in Shiga prefecture and that started business in China's Hunan Province in 1990. This paper f irst explains Heiwado's business system in Japan and considers how to make competitive advantages. Second, it explains Heiwado's business system in China. Heiwado flexibly applied evaluation and remuneration practices, taking into account their experience in Japan and traits of the local staff. |
URI: | http://hdl.handle.net/11173/147 |
出現コレクション: | 第15号(2012-12-26)
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