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第60号(2005-12-10) >

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タイトル: マウスの胸腺と脾臓におけるIgE転写の比較
その他のタイトル: A Comparison of IgE Gene Transcription in the Thymus with That in the Spleen of the Mouse
著者: 浅貝, 愛美
Asagai, Manami
木下, 裕子
Kinoshita, Yuko
瀧本, 優子
Takimoto, Yuko
辻, 朋子
Tsuji, Tomoko
長谷, 麻子
Nagatani, Asako
山本, 愛子
Yamamoto, Aiko
宮田, 堅司
Miyata, Kenji
発行日: 2005年12月10日
出版者: 京都女子大学食物学会
抄録: 1週齢から5週齢BALB/cマウスの抗体遺伝子の転写を,胸腺と脾臓で比較した。調べた抗体のクラスのなかで,IgEの転写量に関しては,胸腺と脾臓で明瞭な差異が認められた。胸腺では,雌雄ともに,IgEは1週齢から転写されていた。脾臓では3週齢までは検出できなかった。雌では,3週齢から4週齢の間で,脾臓でもIgEの転写が検出され始めた。雄では,5週齢まででは,脾臓でIgEの転写は検出できなかった。IgEの転写に関して胸腺と脾臓で明瞭な差異が認められることから,胸腺で抗体遺伝子を転写している細胞は,胸腺内の血管内のBリンパ球ではなく,また,脾臓で分化したBリンパ球が流入したものでもなく,発生段階で流入した幹細胞から胸腺内で分化したリンパ球であると考えられる。
Immunoglobulin heavy chain gene transcription was investigated by reverse transcription PCR both in the thymus and in the spleen of BALB/c mice of age 1 to 5 weeks old. A definitive difference in IgE transcriptions was found between in the thymus and in the spleen. IgE transcriptions were demonstrated clearly in the thymus of all mice, while, in the spleen, not detected in 1 to 3 weeks old. Therefore, the cells transcribing antibody genes in the thymus of mouse are neither B lymphocytes in blood vessels, nor invaded B lymphocytes after proliferation and development in the spleen. Those will be specific cells which proliferate and develop in the thymus from stem cells which immigrated at embryonic stage.
URI: http://hdl.handle.net/11173/1418
出現コレクション:第60号(2005-12-10)

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