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第09号(2013-02-01) >

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タイトル: 小学生の頃の養育者からの言葉かけが女子大学生の自己制御機能の発達に与える影響
その他のタイトル: Influences of Mothers' Talks of Self-regulation at Elementary School Ages on Self-regulation Development for Women's University Students
著者: 森下, 正康
MORISHITA, Masayasu
藤村, あずさ
FUJIMURA, Azusa
キーワード: 自己制御機能
自己抑制
自己主張
言葉かけ
親子関係
信頼関係
女子大学生
発行日: 2013年3月23日
出版者: 京都女子大学発達教育学部
抄録: 小学生の頃,養育者に対する「信頼」が高い場合,養育者からの自己抑制や自己主張を促す言葉かけが多かった学生の方が,少なかった学生よりも自己制御力(自己抑制力,自己主張力,頑張る力)は高いという仮説を検証することを目的とした。女子大学生を対象に,小学生の頃の養育者からの言葉かけと養育者に対する信頼,現時点での自己抑制力,自己主張力,頑張る力について質問紙調査を行った。そして,346名分のデータを分析した。因子分析によって尺度を作成し,アルファ係数を算出して尺度の信頼性を確認した。養育者からの言葉かけと信頼に関して,得点の高い群と低い群を作り,自己制御力をそれぞれ従属変数として2 要因の分散分析を行った。その結果,①養育者への「信頼」の高い群の方が「自己抑制力」は高かった。特に,養育者への「信頼」が高くかつ「自己主張」を促進する言葉かけが多い群は,「自己抑制力」が高かった。②養育者からの「自己抑制」や「自己主張」を促進する言葉かけの多い群の方が「自己主張力」は高いという傾向があった。また,養育者に対する「信頼」の低い群の方が「自己主張力」は高いという傾向があった。③一般に養育者への「信頼」の高い群の方が「頑張る力」は高かった。さらに交互作用が有意で,養育者への「信頼」が高くかつ「自己抑制」や「自己主張」を促進する言葉かけが多い群は,他の群より有意に「頑張る力」が高かった。したがって,「頑張る力」については仮説を支持する結果であった。
URI: http://hdl.handle.net/11173/109
出現コレクション:第09号(2013-02-01)

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